十七戦地お知らせブログ

東京の劇団、十七戦地の稽古場や外部活動についてお知らせします。

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【劇団員からの証言】「柳井祥緒」について【北川/柳澤/藤原】

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大摘通信編集部(こと十七戦地制作部)です。
十七戦地の劇作家、演出家である柳井祥緒は一体どんな人間なのか。
関係者の証言を集めました。
今回は劇団員3人の発言を紹介します。
柳井は身近な人間からどう思われているのでしょうか。

●座長/北川義彦の証言

柳井はタイムトラベルにはリアリティを感じない脚本家です。
何度言っても書いてくれません(まぁ僕が読みたいだけですが)。
でもどうやら人類が魚類に変態するということにはリアリティを感じる脚本家です。
タイムトラベルと人が魚になることの差が僕にはよくわかりませんが、
ともかくリアリティというものを大事にしている人のようです。

●劇団員/柳澤有毅の証言

「脚本家」柳井氏の特徴としては、【蓮の花】が
キーワードとして挙げられるのではないでしょうか。
そして、もう一つは、【閉鎖された村】です。
『花と魚』『艶やかな骨』にも出てきましたし
『獣のための倫理学』でも、やはり関わってくると思います。

「演出家として」…かどうかは分かりませんが、
休憩中に豆乳と野菜ジュースをストロー2本同時に口に入れ、
器用に飲んでいる姿は今でも頭から離れません。
さらに、あえてキーワードを挙げるならば
【チベット体操】だと思います。
効果はさておき、健康に気を遣っている事だけは分かりました。

●劇団員/藤原薫の証言

初めて柳井さんにお会いしたときは不思議な人だと思ってました。
なんというか、地上から10cmくらい浮いてんじゃないかなぁというくらい、
おんなじ空間にいるはずなのにいないような印象で。
なので当初、夏場に柳井さんが半袖を着ていたり、
某稽古場の管理人さんが理不尽で「あのひと嫌い」と発言するだけで驚いてました。
「柳井さん暑いのかー!!」「柳井さん嫌いな人いるのかー!!」
って感じに。
それくらい、どこか人間ぽくなかったです(冷徹とかそういう意味でなくて)。
今はそんな印象はどこかへ行ってしまって知的なおちゃめさんという印象になってます。
とても可愛らしいかたです。

今回の台本ですが、読み始めは、はらはらドキドキ。
読みこむほどいろんなことがわかってきて毎回驚きがあります。
まるで宝探しをして宝を見つけたそんな気分になります。

***********************

いかがでしょうか。
少しは人となりをお伝えすることができたでしょうか。
また改めて客演陣の証言をご紹介できればと思います。


CoRich舞台芸術!十七戦地#4『獣のための倫理学』

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演出助手/坂本なぎの稽古場レポート

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演出助手の坂本なぎです。
十七戦地の舞台には、過去3回、
「花と魚」、「百年の雪」、「艶やかな骨」に、役者として出演させて頂きましたが、
今回は、初めて演出助手をさせて頂くことになりました。

と言っても、今まで演出助手をしたことがなかったので、
初めのうちはとても緊張しながら稽古に参加していましたが、
今回の稽古場は、すごく雰囲気が良くて、
作・演出の柳井さんを始め役者の皆さんがとても温かいので、
皆さんに助けられながら、毎日楽しく頑張ることが出来ています。

そうなんです。今回の舞台、扱うテーマは重く、暗いものですが、
稽古場の雰囲気は、とても明るいのです!

ダメだし中や休憩時間など、笑顔が絶えません!

だからと言って、空気が緩んでいるのかと言えばそうではなく、
どうしたらいい舞台になるのか、演出家だけではなく、役者の皆さんもそれぞれが真剣に考え、
ここはもっとこうしたらいいのではないか?など、意見を出し合いつつ稽古は進んでいます。

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そして今回の舞台、演技エリアが今までの十七戦地の舞台と比べてとても狭いので、
その中で動くには、いつも以上にチームワークが必要になってくると思うのですが、
今回初参加の関根さんや浜野さんも、さすが素晴らしい役者さんです!
もう何回も客演されているかのように、自然に稽古に溶け込んでいらっしゃるので、
チームワークもばっちりです!

みんなが一つになって、一つのものを創りあげようとしている。
稽古場には、そんな雰囲気が満ち満ちています。


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【柳井祥緒の構想ノート】脚本の書き方2「登場人物と付き合う」

十七戦地・脚本、演出担当の柳井です。
最新作『獣のための倫理学』の脚本がどのような過程を経て生まれたのかをつづるドキュメントの二回目、
テーマは「登場人物と付き合う」です。
ドラマとは葛藤であり、葛藤とは登場人物が抱えている事情と現実のぶつかり合いです。
登場人物の抱える問題を疎かにしてはドラマが生まれません。
そしてその問題を知るためには、実在の人物と同じように、登場人物たちと付き合わなければなりません。
というわけで具体的に、作品に沿って、柳井がどのように登場人物と付き合うのかを見ていきましょう。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

【誰が登場するのか】


物語は二つの方向から作ることが出来ます。
一つは登場人物を作り、その人物を起点に物語を生み出す道。
もう一つは物語を先に作り、それに合った登場人物を生み出す道。
『男はつらいよ』シリーズは前者の比率が、推理小説などは後者の比率が大きいと思います。
柳井の場合はまずプロット(筋立て)ありきなので、物語→それを成立させる人物、の順に考えていきます。

ハリウッド脚本術やストーリーメーカーに出てくる概念ですが、
登場人物には大きくわけて3~4つの役割のパターンがあります。
一人芝居、二人芝居の際は工夫が必要ですが、
基本的に役割一つにつき一人、登場人物がいると考えるのがとっかかりとして最適です。
具体的には下記の通りです。

A・主人公……物語の中心人物で、始めから終わりに掛けて内面が大きく変わっていきます。

B・反主人公……主人公と真逆の人物です。
シャドーとも呼ばれ、価値観や立場が主人公とは異なるため、葛藤を生み出すキーパーソン。
物語が進むに連れ、実は根っこの部分が主人公と同じだということがままあります。

C・賢者……メンターとも呼ばれ、主人公を助け、導く役割です。
賢者という名称ですが、別に偏差値が高い必要はありません。

D・助手……バディとも呼ばれ、主人公の側にいて支える役です。
基本的に主人公の価値観を肯定する役割を担います。

反主人公と賢者、賢者と助手は一人の登場人物に担わせることも出来ます(だから3~4)

このパターンにそって主人公は誰にするか、反主人公はどんな人物かを試行錯誤します。
今回は実際に主人公を作る過程をみてみましょう。
まず名前と立場を決めます。
『獣のための倫理学』主人公の一番初めのラフな設定はこんな感じでした。

名前……市川駿夫
立場……犯罪事件の犯人の甥

この二つを決めたら次は外面と内面を作っていきます。

【主人公の内面と外面を作る】

主人公の内面(性格や思想など)と外面(職業や年齢、家族など)を決める作業には
大塚英志考案の「ストーリーメーカー」を使わせてもらってます。
ストーリーメーカーとは物語の方程式のようなもので、
質問に答えていくだけで簡単に、誰にでも物語が生み出せるシステムです。
文学界からは激しい批判にさらされたようですが、僕は毎回本当に助けられています。
質問の内容は主人公の内面に関するものが大半なので、主人公作りにはもってこい、
また物語の構造を確認することが出来てお得感満載です。
どのような質問があるのかは実際に『ストーリーメーカー』(アスキー新書)をお読み頂くとして、
実際に決まった内容の一部を並べてみましょう。

●「主人公の現在について」→普通の人生を歩んできたが、自分が殺人犯の甥であると知り、責めを負わねばならないのではないかと葛藤している。

●「主人公の現在に最も影響を与えた出来事は?」→人の役に立つ仕事に就きたくて警察官になろうとするが、なぜか母親(犯人の姉)に猛反対された。

●「主人公の行動にタブーを設定する?」→勘やフィーリングに頼らない、被害者面しない、この旅の果てに安寧を求めてはならない。

市川さんはどうやら誠実で健気ないい人のようです。
さらに内面を掘り下げましょう。

【インタビューをする】

内面と外面の大枠を作ったら、登場人物にインタビューを行います。
やり方は簡単で、登場人物の姿を頭の中に思い描き、質問をしていきます。
架空の人物だからといってマナーのない態度をとってはいけません。
初対面の時は自己紹介や免責事項を伝えたり、
夜中にインタビューする時は「夜遅くに申し訳ありません」と断ったりします。
インタビューの利点は登場人物の心に沿った物語が見えてくることです。
そうすると、カードで物語の縦軸と横軸を組み合わせた時に見えてきた穴が埋まっていきます。
また主人公から設定についての異議なども提案されます。
例えば一回目のインタビューではいきなり、「職業なんですが、児童相談所の職員である必然性はありますか?」なんて訊かれました。
結果、物語と結びつくような職業に変更、それに伴い「立場」を「犯人の甥」から違うものに変えました。

【変化に耐える】

このように外面・内面の設計とインタビューを繰り返し、登場人物の設定を練っていきます。
大切なのは変化を恐れない、変化に耐える余裕を持つことです。
初めは「市川駿夫・犯人の甥・児童相談所の職員」だった主人公も、
執筆開始時には全然異なる名前と立場、職業の持ち主になっています。
主人公がどんな人物になったのか。
ぜひ劇場へ足をお運び頂き、実際に観て確かめて頂きたいです。

次回は最終回「本を読む」、お楽しみに。しーゆー!

柳井祥緒

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真田雅隆はどっちだ!?【出演者紹介】

大摘通信編集部(こと十七戦地制作部)です。
キャスト紹介、最後に登場するのは、#2『百年の雪』以来のご出演になる真田真隆さんです。
写真のテーマは、今回のタイトルの「獣」にちなんで「動物といっしょ」です。
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真田雅隆(さなだ・まさたか)
6月30日生まれ。埼玉県出身。A型。
所属/フリー
Twitterアカウント/@sanada_of
最近の出演作品/『レゴニンジャゴー』(クランチャ他)
十七戦地『百年の雪』(2012年2月@王子小劇場)

Q.この写真に写っている動物はなんですか?
A.クマ。
 
Q.自分を動物に例えると何だと思いますか。またその理由は?
A.クマだったらいいなと。秋には鮭をたらふく食べ、冬は冬眠する。
 それと、自分よく山に出没する。

Q.最近した「いいこと」を教えてください。
A.山登りです。 真冬になる前に国師が岳に行った事♪
 次は準備を整えて穂高岳に行こうと思っています。凛とした空気が最高です。

Q.あなたが考える「悪」の一例を教えてください。
A.つまみ食い

Q.今回の舞台への意気込みなど、お客様へのメッセージをお願いします。
A.出来る事を一つ一つ丁寧に落とし込み、伝えられたらと思っています。

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これで、すべてのキャストを紹介することができました。
こんなメンバーがお待ちしています。
ぜひ早稲田のLIFTでお会いできますよう!
CoRich舞台芸術!十七戦地#4『獣のための倫理学』

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関根信一さんの津山探訪記

大摘通信編集部(こと、十七戦地制作部)です。

今回ご出演の関根信一さんが、ご自身のブログ
「せきねしんいちの観劇&稽古日記」で、
『獣のための倫理学』の稽古場の様子をレポートされています。

また、今回の作品は「津山三十人殺し」という実在の事件をモチーフにしているのですが、
関根さんが実際に津山に行かれたときの様子も書かれています。
「寒中お見舞いと客演のお知らせ」
とても素敵な記事だったので、こちらでもご紹介させていただきました。ぜひ!

ただいまチケット発売中!
CoRich舞台芸術!十七戦地#4『獣のための倫理学』

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